ちょっとした用事があり普段話さない私の過去の話をすることがありました。
話を聞くたびに相手の方が泣きそうな顔をなさいます。
ぐっと涙をこらえて感情を抑える表情をするたびに
相手の感情を乱すたびに申し訳なく思いました。
私は簡単に人に過去の話を話すようなことはしないのですが
久しぶりの私の過去の話を聞いて
過去の私を思って感情を抑える表情をしてくださる
涙を流すのをがまんしてくださってるその様子は
なんだか過去の私を慰めて下さるような気がしました。
優しい人なんだなーと感謝するような気持ちになりました。
「小説になるような人生ですね。」
そう最後におっしゃってくださいました。
混乱の中で生きてきた過去の私、本当にご苦労さまでした。
良く生きていたね?よくがんばったね?
そう改めて思った次第でした。
まだまだ過去は勲章にもなんにもなっていなくて
まだまだ真っ赤に傷口が開いているけれど
「楽しい」「感動する」
そんな感情を一つでも多く味わう事ができたらのなら
お聖天様と出会えてお聖天様が見守ってくださっていることを信じられているから
心の傷が痛くてしょうがないけれどもなんとか生きる事が出来ている現状です。
たった一つ、良い事があるのだとしたら
人の痛みが分かるようになれた事でしょうか?
久々に過去の封印を解いた話でした。