水野南北が観相学に興味を持つきっかけとなったのは、
彼の波乱万丈な人生経験で
幼少期に両親を亡くし、荒れた生活を送っていた南北は、
18歳のときに悪事を働き、牢獄に入れらたそうです。
その時、牢獄の囚人たちの顔つきと一般の人々の顔つきの違いに
人相が運命に関係しているのではないかと考えました。
釈放後、彼は大阪の有名な人相見を訪ね、自分の運命を占ってもらったところ
占い師に「あと1年の命しかない」と宣告されたそうです。
その時の僧侶の助言に従い、1年間麦と大豆だけの食事を続けたところ
健康も運勢も良くなりました。
この経験が彼の「節食開運説」につながり、
食事が人相や運命に影響を与えることを確信するようになります。
占いだけで終わらず、根拠のデーターをあつめて
自分の運勢を切り開いた水野南北。
ものすごい努力だったと思います。
人生を切り開くためには自分の感を信じ
運勢を変えてくれる人に出会い
その人の助言に素直に助言に従う事で
運勢が変わり、書物に残したそうです。
つまり良いメンターに出会えること
それが人生を良いほうへ変える事なのかもしれません。