お城が好きな理由を冷静に考えてみました。
昨日登った山城は天守閣はもう残っていない石垣と切岸や堀跡が残るものばかりでした。
私はそういった遺跡のようなものの方が魅力的に感じるんです。
何百年も時間が経過して、当時の建物は姿がないけれど、遺跡が残されていると、間違いなくその場所にはその昔、人の暮らしがあって、人の生活や思いもあった証拠になるからです。
現存する天守のあるお城ももちろん貴重だし好きなんですが、人が登らなくたって朽ち果てたそんな場所の方が萌えるんですね。
当時、機械のない時代にどれだけの人が巨石を山の上に運び、今の世でも崩れていない石垣を積み上げて、そこに建物をたてて生活していたと思うと愛おしい感情さえ生まれてきます。
これから死ぬまで何個のお城を見ることができるのでしょうか?
楽しみです。