主人が急逝し、心の麻痺が日常になった時に、周りの不穏な空気に気づきはじめ怯え始める。
あの時、離婚を選択しかなった私はあの方にもう一度相談をする資格があるのだろうかと悩む。
でも、もう気づくと心がボロボロで、悲鳴をあげているじゃない。
頭のどこかで、それでも人を頼らずやってきたんだからまた乗り越えなくてはいけない試練だからとどこか考えている自分もいて・・・。
だけど携帯電話を開いて、番号をひとつひとつ押していた。
「もしもし〇〇です。」
「昔相談した、○○です。」
「あーー、○○さんね。どうしました?」
「主人が急逝しました。主人はどうしているんでしょうか?魂ってあるんでしょうか?」
続けざまに話してしまった。
「相談ですか?」
「相談したいのですが、主人の借金がまだ沢山あります。家のローンも残っていて・・・。交通費もままなりません。電話で相談に乗ってくださることはできませんか?」
一度しかあったことのない私なのに、心を砕いてくださった。
「おい、○○の電話番号を持ってきなさい。」
「あなたのお住まいの近くに弟子がいるから、紹介するから相談しなさい。こちらからも弟子に言っておきます。」
きっと、泣いて震える声で必死にお願いしたんじゃないかと思います。
そこで紹介をされたのが今の師匠です。
ちなみに、師匠と呼ばれることはもうあきらめたようです。(笑)
電話をかけて相談に乗ってもらう約束を取り付けました。
師匠はお地蔵さまを拝まれているお坊様です。
間違って地獄に落ちた者を、錫杖をもって迎えに行く。
お地蔵さまを拝んでいる師匠はそんな方です。
生き地獄に落ちたような私と娘に不思議なアドバイスをしてくださり、主人の一周忌を前に一番良い形へと導いてくださいました。
根気よく、時にはめちゃくちゃ怒りながら・・・。
めちゃ怖かった・・・。(遠い目)
どん底の私と娘を救ってくださったのは師匠と、何年も信仰してきた大聖歓喜天様でした。
記事が長くなりました。
実は本日も月参りでお聖天様にご挨拶に行ってまいりました。
師匠とお聖天様に感謝申し上げながら、また詳しく不思議なお話を書いていきたいと思います。